お馴染みのパキスタンスカルドゥ産の水晶とフローライトの共生です。見た目水晶も透明度が無く、フローライトも上質とは言い難いですが、このフローライトは燐光を発生します。一般にフローライトは蛍石と言われる様に、何かの刺激により光を発生します。紫外線により青く光るフローライトは多々あります。しかし全く蛍光しないフローライトも有ります。では、燐光とはどんな仕組みでしょうか？　蛍光(fluorescence)と燐光(phosphorescence)の違いが気になります。簡単に言うと、燐光も蛍光も分子内の電子によって引き起こされます。通常電子の状態はエネルギーの最も低い基底状態にあります。そこに紫外線等の刺激を受けると、電子はエネルギーを得て一段エネルギーの高い励起状態になります。その状態で紫外線を切ると、10億分の1秒から10万分の1秒という瞬時に消えるのが「蛍光」、1000分の1秒から10秒以上というゆっくり光るのが「燐光」です。この仕組みは実は大変複雑で、電子のスピン(スピン禁制遷移)、パウリの排他原理等の物理法則を理解しなけれはばなりませ。難しい話しはさておいて、このフローライトは燐光を10秒近く発生します。他にも燐光する鉱物を持っていますが、せいぜい1秒程度です。10秒と言う長さは非常に稀な現象で非常にレアなフローライトです。是非手に入れて燐光の不思議を楽しんでください。46.0×29.0×36.1mm 29.96g#水晶#フローライト#共生#天然石#原石#蛍石#パキスタン#スカルドゥ#蛍光#燐光#紫外線#レア商品の情報カテゴリー : インテリア・住まい・小物 > インテリア小物 > 置物商品の状態 : やや傷や汚れあり発送元の地域 : 埼玉県