アメセル Mark VIの5万番台（1955年頃）の時代のスペアネックです。

アメセル初期の5-digit特有のブルーのロゴカラーが特徴です。
アメセルの青ロゴはあまり知られていませんが、フラセルの青ロゴとは異なり、若干の紫を含んだ濃い青が使われていました。
スペアネックなのでシリアルナンバーは刻印されていません。

本品はアメリカのジャズプレーヤー、Al Gallodoro氏が所有していたもので、ご遺族（孫）が機材類を放出した際に入手しました。Al氏の所有を証明するレターを参照してください（写真6）。

Al Gallodoro氏についてはこちらを参照してください



Al Gallodoro氏は晩年はゴールドプレートのMark VIを使用していたようです。その以前に、いつの時代か分かりませんが、6万番台のMark VIを使っていたときの予備として所有・使用していたものと思われます。

なお、本品を5万番台と判断する理由は、57000番台のシリアルナンバーが刻印された同じ青ロゴのネックをご遺族が同じタイミングで放出していたことによります（写真8参照）。

ラッカーはリラッカーではなくオリジナルと思われます。若干のあばたはあるものの、おおむね良好な
コルク、コルクに巻かれたテープ、タンポは入手時のままです。

なお、本体とのジョイント部分の径が一般的24.5mm前後よりも太く、手元計測で24.75mmほどあります（写真7）。

現代の楽器に組み合わせるには、治具（コレット）を使って少しずつ絞っていく、削る、ハンダを外して他の径のに付け替える、本体側を広げる、などの方法があるようです。落札者様にてリペアのかたとご相談ください。

5-digit時代のネックは非常に希少と思います。ご検討ください。


注：黄色のクロスは撮影用なので付属しません。写真8のネックは付属しません。レターはコピーをお渡しする予定です。（2023年 4月 17日 18時 21分 追加）誤＞その以前に、いつの時代か分かりませんが、6万番台のMark VIを使っていたときの予備として所有・使用していたものと思われます。
正＞その以前に、いつの時代か分かりませんが、5万番台のMark VIを使っていたときの予備として所有・使用していたものと思われます。
です。すみません。